小町という白猫について 最終回

なかなか心の整理がつかなかったが、ようやくこれを書けるくらいにはメンタルが落ち着いてきた。 七月八日 午後十時四十五分、小町は空へと還っていった。 恐れていたより、ずっとずっと穏やかな最期だった。 ご飯を食べられなくなっ…

小町という白猫について④

中学の同級生が家の敷地で生まれた子猫の里親を探していて、その時に出会ったのが小町だ。 里親が見つからなかったらどうなっていたかわからない猫を一匹もらったことで、なんとなく「善行をした」というか、一匹の子猫を救ったような烏…

小町への手紙

数日前から以前のようなご飯が食べられなくなっている小町、いろんな種類のおやつを試したり、ちゅ〜るで誘ってみたり、手からあげてみたりなどしてなんとか食べてもらっていたのですが、今朝方からついに、固形物は完全に受け付けなくな…